エゾヒキガエルの種族保護活動
私たち函館ロータリークラブは、1989年以来、環境保全事業として函館山山麓の函館八幡宮敷地内でエゾヒキガエルの保護活動事業やバードサンクチュアリ事業、ブナ・エゴの植樹育成などの事業を行っています。
今、私たちが考えていかなければならないことは、再び私たちの周りの動植物すべてと、昔のように"共生"していくことではないでしょうか。そして私たちの子供や孫、そして更に次の子供たちの時代まで考え、この地球をこれ以上汚すことなく、少しでも良い状態で維持していくことが努めと考えます。その方法のひとつとして、今残っている自然を大切に保護し、人間も動物たちの仲間に入れてもらうための様々な努力が必要だと思います。
函館山に生息するエゾヒキガエルは、産卵環境の悪化のため絶滅の危機にあります。このエゾヒキガエルは、当初は本州から渡来したものと考えられたようですが、自然保護協会や大学研究機関等の研究によると、生態的に本州のヒキガエルより鼓膜が大きく、後脚が長いのが特徴で、函館山にのみ生息するとされています。
今現在、産卵が確認されている場所は、函館八幡宮の勾玉の池や、同じく敷地内の函館ロータリークラブが設置した保護繁殖池(ロータリーの池)、函館山下水道近くのカエルの池、他に2軒の個人邸の池しかありません。これらの池の多くは、舗装道路を何ヶ所も渡らなければ産卵後に山に帰ることが出来ません。生まれた子カエルたちは、道路の側溝に落ちたり、道路横断の際に交通事故にあったりしています。
このため私たちは、クラブに新たに環境保全委員会を創設し、地域の環境保全活動に取組む実践活動をしています。具体的には、既存の池のヘドロの清掃、カエルの池の新設、またカエルの移動時の交通事故を減らすためにカエルロードと名付けた標識を設置し、運転者に注意を呼びかけるなど環境整備を行っています。
このエゾヒキガエルは絶滅することなく、わが郷土でいつまでも元気に生息してもらえることを願っています。私たちの誇りであるカエルと人が楽しく暮らす街「函館」です。
※1
※3
※4
※5
copyright(C) 2003 HAKODATE ROTARY CLUB ALL RIGHTS RESERVED